徒然

思いついたら書きます

「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」試験に合格しました

はじめに

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験(通称SAA)に合格したのでこの記事を書いてます。

 

受験のきっかけ

きっかけですが明日より開催されるAWS Summit Tokyo 2019に参加できることになり、またサミットではAWS 認定者ラウンジという軽食ができたり休憩ができたりするスペースに入れるということを知り、SAAをサミット前日に取ってしまうことにしました。

受験を決める前から会社の方針でAWSの勉強をしていました。ですので何日勉強したかは言えませんが、試験を決断してからは4日での合格となりました。

スペック

  • AWS歴半年くらい
  • 個人や会社でEC2周りの簡単な環境構築経験あり

勉強方法

AWSに実際に触れてみる

資格をとるためにAWSを触る必要がないという人もいますが、個人的にはAWSを一度触っておくと教科書などで何を言っているのか実感が湧いていいと思います。

特にEC2、ELB、S3、Route 53、SNSを触っていると全く違うので、それらを組み合わせて簡単に環境構築してみるといいのではないかと思います。

(下手すると料金が発生するので気をつけて……)

自分は見よう見まねで触ったことがありましたが、触ったことがない人はいわゆる紫本で勉強してみるのがいいと思います。

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

 

参考書

いわゆる黒本で勉強しました。

青本か黒本の二択のときに購入したので、当時は実質黒本一択でした。最近は対策本が増えているので、読み比べてみるのもいいかもしれません。ですが黒本でも十分内容が網羅されていてSAAを取るには十分だと思います。

黒本で足りない情報はWebで調べたりAmazon Web Services 業務システム設計・移行ガイドを読んだりしました。こちらは全部読むというよりは辞書代わりにするのがいいと思います。

章末問題と付録の模試を9割解ける頃には余裕でSAAに合格するのではないでしょうか?

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ? アソシエイト教科書

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト ? アソシエイト教科書

 
Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド (Informatics&IDEA)

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド (Informatics&IDEA)

 

AWS公式ドキュメント

AWSでは公式でAWSome Day ConferenceやAWS Innovateなどオンライン講習を頻繁にやっているので、AWSサービスの全体的な概要を掴むのにはいいと思います。

高い金を払ってハンズオン講習を受ける必要はないように感じます。

また黒本などを読んでいてよくわからなかったところはBlackBeltの資料を読みました。

下記リンクに資料がまとめられているので、気になった分野を逐次読みました。

AWS クラウドサービス活用資料集 | サービス別資料

公式模擬試験

受験を決めた日(本試験4日前)に慌てて模試を受けました。

試験の難易度は全体的に参考書よりも高く、特に前半は黒本よりかなり難しくて焦りました。

受験後すぐに成績が記されたメールが届きます。

ちなみに私のスコアは以下の通り。

AWS Certified Solutions Architect - Associate - Practice を受験いただき誠にありがとうございました。本試験受験前の準備対策のご参考まで、以下の情報をご確認ください。

総合スコア:  68%

トピックレベルスコア:
1.0  Design Resilient Architectures: 77%
2.0  Define Performant Architectures: 85%
3.0  Specify Secure Applications and Architectures: 50%
4.0  Design Cost-Optimized Architectures: 0%
5.0  Define Operationally-Excellent Architectures: 100%

総合スコアは合否ギリギリラインといったところ。分野4:コスト最適化アーキテクチャが0%(!?)で焦りました。得意と苦手を把握するのに2,160円を出す価値は十分あります。

模試中はスクリーンショットを撮って、後で見返せるようにしましょう。答えが出ない代わりに、答えを自分の中で納得できるまで調べると合格に繋がります。

本試験

試験について

テストセンター秋葉原昭和通り口で受験しました。

最近は受験予約が前日や前々日からできるようです。東京以外はどうか分からりませんが……

本人確認は受付で行われ、噂で聞いていた英語でチャットするとかカメラで監視されるとか机の上に手がないと怒られるということはありませんでした。

試験内容ですが、途中に明らかな誤訳があります。これは昔から改善されてないんですね…… 選択肢でちょっとでも迷ったときは英語でも読むのをおすすめします。

本試験で多く出たと思う分野はAuto Scaling、ストレージの違い、ELB(ALB)、VPC/セキュリティグループの違い、データベース(特にDynamoDBやElastiCache、リードレプリカ/マルチAZの違い)、SQS、権限系です。模試よりも更に難易度が上がっています。

コツ

試験のコツですが、とにかく問題文をよく読むことです。ほとんどの問題には回答のヒントとなる文章が含まれています。

例えば「最もコストが低い」といった表現が含まれていればプロビジョンドIOPSストレージは選択肢から外せますし、「世界的なサービス」といった表現が含まれていればCloudFrontやRoute 53が選択肢として残ります。

わからない問題にはフラグを立て、また1周しても時間が余るので、フラグを立てなかった問題も含めて絶対に2周するようにしましょう。思ったより間違えていることに気付けるはずです。

試験結果

試験が終わったら画面にさりげなく合否が出ます。見間違いでなければ合格していたはずです。

数日後にメールが来るはずなので点数がわかれば追記します。

会社やAWS Summitで人権を得られたので良かったです。

追記

836点で合格、スコアが悪かった分野はないという評価でした。

終わりに

応用情報くらいしか資格を持っていなかったので、やっと武器にできそうな資格を得られました。

AWS Summit Tokyo 2019にはぼっち参戦するので、この記事を読んだ人は声をかけてくれると嬉しいです。

というか現時点では合格したことを証明できないのですが、果たして認定者ラウンジに入れるのでしょうか……